ソフトバンク・千賀“怪物”にやられた 地元で苦い5失点…両脚つり4回で降板
「交流戦、中日5-4ソフトバンク」(8日、ナゴヤドーム)
出身地の愛知県での登板は苦いものになった。ソフトバンク・千賀は1-1の四回1死一、二塁で高橋に右越え3ランを浴び、思わず天を仰いだ。この回に両ふくらはぎなどがつり、わずか66球、4回5失点で降板。「チームに申し訳ない。情けない」と、もどかしそうに話した。
四回は明らかにおかしかった。1死から連続四球を与えたところで、治療のためにベンチへ。マウンドに戻った直後、高橋に初球の変化球を捉えられた。速球に本来の力がなく、続く大野には三遊間を抜かれる。2死からは京田に左前へ運ばれ、5点目を失った。
右腕の故障で今季は既に2度も戦列を離れている。体の状態は気がかりだ。8日は昨年までチームメートだった松坂との投げ合いとあって「有意義な時間になると思ったが…」と歯がゆそうだった。