巨人・阿部が225人目の投手から本塁打 歴代3位
「交流戦、巨人8-5西武」(9日、東京ドーム)
巨人のベテラン、阿部慎之助内野手(39)が一振りで勝負を決定づけた。
坂本勇の3ランで逆転に成功した直後の八回。マシソンが浅村に被弾し、5-4と1点差に詰め寄られた場面で値千金の一発が飛び出した。
八回無死一、三塁。フルカウントから平井が投じた7球目のストレートを捉え右翼席へ。西武を意気消沈させる4号3ランに「気持ち良かったです。和真(岡本)がなんとかつないでくれてたので。またゲッツーを打ったらどうしようかと思いました」と安どの表情を見せた。
「5番・一塁」でスタメン出場し、三回の追加点の好機では中前適時打の岡本を一塁に置いて二ゴロ併殺打に倒れていたが、きっちりと結果を出してみせた。
初対戦の平井からの一発を「うまく対応できました」と自画自賛。これで、通算225人目の投手からの本塁打。228投手から放った1位のタフィ・ローズ、226投手から放った金本知憲に次ぐ歴代3位の記録となった。
「コンディションは最高っしょ!」とファンを沸かせた阿部。頼もしいベテランの存在は最下位に沈むチームの逆襲に欠かせない。