ロッテ2戦連続失策サヨナラ負け 中村が悪送球…
「交流戦、阪神3-2ロッテ」(9日、甲子園球場)
ロッテ・井口監督はその瞬間、グラウンドにクルリと背を向けた。大歓声が追いかけてきた。
延長十二回1死一、二塁。山崎の打球を処理した遊撃・藤岡裕が二塁の中村へ送球。さらに中村から一塁に転送されて試合終了のはずが、悪送球となって悪夢の幕引きだ。
「守り勝たなくてはいけない。この前と同じになった」。井口監督のコメントは怒気をはらんでいた。
ムリもない。2試合連続の適時失策サヨナラ負けだ。7日の中日戦は藤岡裕の悪送球によるものだった。
九回には打線が粘り腰を発揮して同点に追いついた。「ミスは出るけど防げるミスがある。自分たちで流れを変えなきゃいけないのに。以上!」
井口監督はこれだけ言うと会見を締めた。