中京大中京、スーパー1年生・印出の活躍で大阪桐蔭に大勝「先輩たちと長い夏を」
「高校野球招待試合、中京大中京12-4大阪桐蔭」(10日、岡崎市民球場)
春夏通算11度の甲子園優勝を誇る名門・中京大中京が、今春のセンバツで史上3校目の2連覇を達成した大阪桐蔭に大勝した。
今春の愛知大会は2回戦で公立の西春にコールド負けを喫したが、2年連続の夏の甲子園出場へ手応えをつかむ勝利となった。
高橋源一郎監督は「向かっていこうと言っていた。いい自信になると思う。4月から崖っぷちではなく、崖の底からやってきた。ずっとうまくいかなかったけど、かみ合ってきた」。9日には練習試合で今春センバツに出場した智弁学園に11点を奪って大勝しており、チーム力に手応えを感じ取っていた。
試合は1年生の5番・印出太一内野手(1年)が、今秋ドラフト候補の横川凱投手、柿木蓮投手(ともに3年)から適時打を含む3安打を放った。
中学時代は東海中央ボーイズでプレー。昨夏はU-15のボーイズリーグ日本代表に選ばれ、3番打者として世界一に貢献した右打者で、今春の県大会敗戦後からAチームに入った。「センバツで優勝したチームなので、勝ちたいと思っていた。チームとしても個人としても自信になる。勢いをつけて夏の大会も優勝して、先輩たちと長い夏を過ごせるようにしたい」と笑顔で誓った。
投手陣は四回から登板したサイドスロー左腕・板倉駆投手(2年)が5回1/3を4安打1失点。六回2死からは、今秋ドラフト1位候補の藤原恭大外野手、根尾昂内野手(ともに3年)らから4者連続三振を奪った。
両校の先発は下記の通り。
【先攻・中京大中京】
1番・左翼 伊賀
2番・遊撃 今泉
3番・中堅 鈴木
4番・右翼 沢井
5番・一塁 印出
6番・二塁 谷中
7番・投手 浦野
8番・三塁 小河原
9番・捕手 関岡
【後攻・大阪桐蔭】
1番・一塁 石川
2番・右翼 青地
3番・三塁 中川
4番・中堅 藤原
5番・遊撃 根尾
6番・二塁 山田健
7番・捕手 小泉
8番・左翼 宮崎
9番・投手 横川