ソフトバンク・柳田2打席連発!全5打点で連敗止めた
「交流戦、中日2-5ソフトバンク」(10日、ナゴヤドーム)
手負いの選手会長がゆっくりと駆けだした。三回、左翼席への着弾を見届けると右手でガッツポーズをつくった。3試合ぶりの15号3ランに続き、五回にも左翼へ2打席連発の16号ソロ。ソフトバンク・柳田悠岐外野手の2発がホークスを救った。
「久しぶりに勝ってホッとしている。1、2戦目でボロボロにやられていたので、やり返してやろうと思っていた」。1戦目は松坂に2三振を喫し、2戦目は無安打。2戦で計1安打の鬱憤(うっぷん)を晴らした。
8日の試合で足を滑らせ、右太もも裏の張りを訴えた。首脳陣は9日から中堅より守備範囲の狭い左翼で起用。「そんなに(打球が)飛んでこなかったし、特に問題なかった」と本人は強調する。
今季初の1試合2発でリーグトップの西武・山川に2本差に迫り、今季最多の5打点。チームの全打点を叩き出した。連敗を4で止め、首位西武に再び4・5差に近づいた。12日からホーム6連戦。「来週はもっともっといい週にできるように頑張ります」。本当に頼れる4番がホークスにはいる。