楽天・美馬、則本に続き1球に泣く 西川に3ラン被弾
「交流戦、広島3-0楽天」(10日、マツダスタジアム)
またも1球に泣いた。前日の則本に続き、楽天・美馬学投手も力投むなしく、一振りで沈められた。六回まで4安打無失点の投手戦を演じながら、七回に西川に3ランを被弾。打線の援護にも恵まれず、今季初勝利も逃した。
「もうちょっと用心していけたら良かったですけど…。高めの要求だったんですけど、中に入りました」。美馬は悔しさをにじませた。この日は変化球の精度が群を抜いていたが、わずかな制球の狂いが明暗を分けた。
梨田監督は「素晴らしいピッチングだったけどね…。いいピッチングをしているときに点を取ってやれなくて申し訳ない」と、7回7安打3失点の右腕を責めることはなかった。同一カード3連敗で、チームの借金は今季ワーストの19。この日勝てば自力優勝が復活する可能性もあったが、それもかなわなかった。