DeNA・大和がV打 打球直撃で搬送後スタメン復帰「勝つことだけ考えていた」

 「交流戦、ロッテ1-4DeNA」(ZOZOマリンスタジアム)

 いぶし銀が躍動した。10日以来のスタメン復帰を果たした大和が、決勝打を含むマルチ安打で存在感を示した。連敗も2で止まり、「勝つことだけ考えてました」とホッとしたような表情を浮かべ、充実感に浸った。

 バットで勝負強さを発揮した。1-1の延長十一回1死二、三塁。しぶとく中前にはじき返す2点適時打。ガッツポーズで喜びを表現した。「みんながつないでくれたので、何とか(走者を)かえそうと思った」。0-1の七回には2死から左前打で出塁し、同点のホームを踏んだ。遊撃守備でも好プレーで元気な姿を披露した。

 アクシデントに見舞われたのは12日・ロッテ戦の試合前。練習中に頭頸部(けいぶ)へ打撃練習の打球を受けて緊急搬送された。2試合欠場したが「腫れはあるけど全く問題なかった」と大事には至らず。強いハートを評価しているラミレス監督は「非常に出たい気持ちが強い。ファイティングスピリットがある」と改めて称賛した。

 4時間32分に及ぶ激戦を制し、3位に浮上したDeNA。チームは故障などで主力が続々と離脱しているが「その中で勝つこと」と大和。頼もしい男が攻守でチームを引っ張る。

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