巨人・菅野「感謝」ロッテ戦初星で11球団勝利! スイスイ今季3度目完封ショー
「交流戦、ロッテ0-5巨人」(15日、ZOZOマリンスタジアム)
最後はロッテ・角中を一ゴロに抑え、無四球で今季3度目完封を飾った。巨人・菅野は控え目にガッツポーズし、喜びをかみ締めた。プロ入り後3戦3敗だったロッテから初勝利を挙げ、11球団勝利を達成した。
「(野手の皆さんに)感謝しています。点差もあったので、最後まで投げようと思っていました」。充実の表情で振り返った。
最速154キロの直球に多彩な変化球を織り交ぜ、相性の悪かったロッテ打線に隙を与えなかった。チームもZOZOでは12年から8連敗中。曇り空でマリン独特の強風の中「これくらいの方が体は動きやすい」と半袖姿で腕を振った。
5点のリードをもらったが、1点も取られてなるものかと気概をみせた。四回無死一、三塁のピンチでは中村から空振り三振を奪うと、続く角中を遊飛に仕留め、最後は清田を空振り三振。当たり前とばかりに表情を変えずマウンドを降りた。
涌井とのエース対決も燃える材料だった。16年の前回対戦では投げ合って敗戦。「僕よりはるかに素晴らしい投手。挑戦者のつもりで投げた」と振り返った。
前回登板の西武戦は5回10安打5失点と崩れたが、きっちり立て直して7勝目。5完投、3完封はともにリーグトップだ。これで交流戦での登板は終了。リーグ戦再開後も絶対エースがチームを勝利へと導く。