ソフトバンク 逆転勝ちでAクラス返り咲き 工藤監督通算300勝

 7回、2ランを放ちガッツポーズするソフトバンク・内川聖一
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 「交流戦、ソフトバンク6-2広島」(16日、ヤフオクドーム)

 ソフトバンクが3日ぶりにAクラスに返り咲いた。1点を追う七回裏に代打の長谷川勇也外野手がタイムリーを放ち追いつくと、続く中村晃外野手の犠飛で勝ち越しに成功。なおも2死一塁でこの日復帰したばかりの内川聖一内野手が4号2ランを左翼に運び一気に突き放した。

 内川はおよそ1カ月ぶりの1軍復帰戦でマルチ安打の活躍。「第1打席で結果(ヒット)が出てホッとした。七回はハセが打ってくれてアキラが還してくれたので、精神的に楽に打たせてもらった。二人のおかげ」とチームメイトに感謝した。

 長谷川勇は前日に今季初めて1軍昇格し、今季初安打が貴重な同点打となった。「昨日もそうだったけど、ヤフオクドームの歓声が凄かった。それに応えようという気持ちだけでした。だけど、打席には冷静にスーッと入れました」と納得の表情を浮かべて話した。

 工藤公康監督はこの勝利で通算300勝。それでも「私のことよりカード勝ち越しは久しぶり。それが良かったです」と威勢のいい声を上げた。故障者が相次いだソフトバンクだったが、主力の復帰で戦力が整いつつある。「勢いに乗っていける」と指揮官は最後まで声を弾ませていた。

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