東北福祉大、大塚監督一喝で打線奮起 気迫の3本塁打

 「全日本大学野球選手権・準決勝、東北福祉大7-3慶大」(16日、神宮球場)

 準決勝2試合が行われ、東北福祉大が優勝した04年以来14年ぶりに決勝へ進んだ。大学時代に阪神・金本監督とプレーした元西武の大塚光二監督(50)は、元近鉄の慶大・大久保秀昭監督(48)との元プロ対決に勝利。現役時代には2度準優勝しており、“3度目の正直”で優勝を狙う。国際武道大は九産大を下して、2年連続の決勝進出を決めた。

 三回にエラー絡みで3失点し、大塚監督が円陣で一喝。すると、四回に清水聖也外野手(3年・智弁学園)が1点差に迫るソロ。六回は清水敬太内野手(4年・酒田南)が逆転2点適時打を放ち、吉田隼(4年・国士舘)がダメ押し3ラン。「まさか3本も本塁打が出るとは。選手は冷静に地に足をつけてプレーしてくれた」と目尻を下げた。

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