「全日本大学野球選手権・決勝、東北福祉大６－２国際武道大」（１７日、神宮球場）

　東北福祉大が１４年ぶり３度目の優勝を果たした。初回、４番・深江大晟内野手（４年・八戸学院光星）の２ランで先制すると、同点とされた直後の二回に５安打を集中させて３点を勝ち越し。今大会最優秀投手賞に輝いた津森宥紀投手（３年・和歌山東）ら４投手の継投でしのいだ。

　元西武で大学時代に阪神・金本監督とプレーした大塚光二監督は「（選手としてよりも）１０００倍ぐらいうれしいです」と元プロ監督として大会初制覇を喜んだ。

　国際武道大は２年連続で準優勝と初優勝はまたもお預けとなった。今秋ドラフト候補の先発・青野善行投手（市船橋）が二回途中５失点でＫＯと誤算。打撃陣も１０安打を放ちながら８残塁と拙攻に泣いた。