ヤクルト、初の交流戦最高勝率 中尾、近藤、石山“勝利の方程式”しっかり機能

 「交流戦、日本ハム1-5ヤクルト」(17日、札幌ドーム)

 ヤクルトが苦闘の中から確立したスタイルで頂点に立った。全員がカバーし合ってつかんだ球団初の交流戦最高勝率。小川淳司監督は「本当にみんなよく頑張ってくれた。そのひと言につきる」と選手をたたえた。

 快進撃を支えた“勝利の方程式”が、この日もしっかり機能した。先発の小川が6回1失点で試合を作り、2点リードの七回から中尾、近藤、石山の3人で3回0封。交流戦ではこのトリオで合計4勝9ホールド8セーブ、10試合登板の石山、8試合登板の近藤は、防御率0・00の鉄壁ぶりを誇った。

 12勝のうち9勝が3失点以下で完投はなし。バトンをつないで抑えてきた。5月から守護神に定着した石山は「やることをやって打たれたらしょうがない、と割り切ってやっているのがいい形につながっている」と明かす。近藤も「一人一人が自分の仕事をすれば勝利に近づける。打たれても後ろの人がカバーしてくれると思っていた」と口をそろえた。

 ダメ押し二塁打を含む3安打2打点の活躍を見せた青木は「うれしい。今日も粘って突き放した。投手があれだけ踏ん張ってくれたらね」と笑顔で話し「みんな自信にしてほしい。自信にしてセの戦いをやっていけたら」と次を見据えた。リーグの順位は最下位から2位タイに。交流戦の風をつかんで急上昇したツバメ軍団が、混セでも主役になる。

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