交流戦王者ヤクルト暗転 青木が暴言退場…逆転負け
「交流戦、ヤクルト4-5ソフトバンク」(19日、神宮球場)
チームリーダーの暴言退場で、イケイケムードが暗転した。交流戦王者のヤクルトが、一度は3点ビハインドを逆転しながらの再逆転負け。勝てば12年巨人の・708を上回る交流戦セ歴代最高勝率・722だったが、更新はならなかった。
分岐点は七回1死二塁の場面だ。フルカウントから青木がハーフスイング。空振り三振と判定した牧田球審に三塁塁審への確認を求めたが認められず激高して吐いた言葉に退場を宣告された。すると八回に14試合連続無失点だった近藤が上林に逆転2ランを被弾した。
六回に逆転ののろしとなる中前適時打を放っていた青木は「何で(塁審に)聞いてくれないんだろ。聞いてくれてスイングなら納得する」。米マイナー時代以来2度目、日本では初の退場処分に悔しさをあらわにした。
小川監督は「青木の退場が一番痛かった」と嘆きつつ「選手はよく頑張ってくれた」と交流戦を総括。白星締めはならなかったが、再開後のリーグ戦でも粘り強く戦い抜く。