ヤクルト株主総会、昨年と一転、球団質問なしの無風「ファンの方も満足」と衣笠社長
ヤクルト本社の定時株主総会が20日、都内で開かれ、株主から今季の球団に関する質問は出なかった。
今季の序盤は最下位に低迷したが、交流戦で7連勝をマークするなど巻き返し交流戦は12勝6敗、勝率・667。球団では初めて交流戦の最高勝率を確定させた。ここまでのリーグ戦でも阪神と同率の4位で、首位・広島にも4・5ゲーム差。奮闘していることもあるのか、株主から厳しい声が出ることもなかった。
交流戦で10連敗を喫するなどリーグ最下位に低迷した昨年のヤクルト本社の定時株主総会では株主から厳しい声が上がり、球団はけが人続出の管理体制も問われていた。
チームが今季の交流戦最高勝率を確定させたこともあり、取材に応じたヤクルト・衣笠剛球団社長は「株主さん、ファンの方も非常に満足していただいているんではないか思っています。その辺のところを含めて株主さんから1、2、ご質問があるかなと思っていたんですけど」と感想を語った。そして「チーム全体が調子を上げて、底力を見せつつある」と22日からのリーグ戦再開後にも期待を寄せた。