オリックス・吉田正が交流戦MVP「素直に嬉しい」 右足首は「大事に至らず」
プロ野球の日本生命セ・パ交流戦の表彰選手が22日に発表され、勝ち越しリーグ(今回はパ・リーグ)の勝率1位チームのオリックスから吉田正尚外野手が最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。交流戦期間中の成績は12球団で3位となる打率・397、3本塁打、10打点。得点圏打率は1位タイとなる・500だった。
この日のソフトバンク戦前に会見した吉田正は「素直に嬉しいです」と喜びの声。プロ3年目で初の交流戦出場となり「普段対戦できない投手と対戦できたのは良い経験でした」と振り返った。賞金200万円の使い道については「シーズンオフに考えます」と話した。
吉田正は交流戦全18試合中16試合で安打を放つなど全試合で出塁。スタメン打順は3番で9試合、4番で9試合に先発出場した。
なお、吉田正は21日の阪神戦の八回の走塁で右足首を痛め交代。大阪市内の病院でレントゲン・MRI検査を受け、右足関節捻挫グレード1と診断されていた。患部については「大事に至らず、大丈夫です」とした。
セ、パから一人ずつ選ばれる日本生命賞(賞金100万円)は、セ・リーグが交流戦最高勝率を達成したヤクルトの石山泰稚投手(29)に贈られた。石山は今季途中で守護神に定着。交流戦期間中、10試合連続無失点の防御率0・00でリーグトップの7セーブを挙げた。パ・リーグは、4戦4勝をマークしたロッテ・石川歩投手(30)に贈られた。