立命大・辰巳主将「引っ張っていきたい」 日米大学野球へ代表24人発表
第42回日米大学野球選手権(7月3~8日・米国)などに臨む大学日本代表の選考合宿が24日、神奈川県平塚市内で3日間の日程を終了し、代表24選手が発表された。今秋ドラフト上位候補の立命大・辰己涼介外野手(4年・社)がメンバーで唯一、3年連続で代表入り。主将を務め、中心選手としてけん引すると誓った。同選手権はノースカロライナ州などで5試合が行われ、チームはハーレム国際大会(7月13~22日・オランダ)にも出場する。
日の丸を背負ってきた実績が、キャプテンシーをかき立てる。立命大でも主将を務める辰己は3年連続3度目の大学日本代表選出。「経験のない選手よりは伝えられる部分がある。チームを引っ張っていきたい」と意気込んだ。
選考合宿中から中心を担う姿が目立っていた。「外野手の責任者というか、リーダーシップを取ってくれと言われていた」。本職ではない選手にも外野守備について助言し、お手本として積極的に行動した。
阪神などプロから熱視線を浴びる大学ナンバーワン外野手に対し、生田勉監督(51)の信頼は厚い。「全てにおいてダントツで抜けている選手」と評価し、打順は1番か3番での起用を明言。「辰己君の調子で大きく変わる」とキーマンとして期待をかけた。
チームは28日から3日間、再び平塚市内で直前合宿を行う予定で「声出しの面でも引っ張っていけたらな。関西人なんで」と辰己。頼れる主将がチームを一つにして、世界との戦いに挑む。