「日本ハム５－０ソフトバンク」（２６日、沖縄セルラースタジアム那覇）

　両リーグトップタイの３度目の完封を飾り、日本ハム・上沢直之投手は観客席からの指笛での祝福を心地よさそうに浴びた。チーム５７年ぶりの那覇での公式戦で快投。大粒の汗を拭い「沖縄のファンの熱い声援で粘ることができました。うれしいです」と喜んだ。

　最速１４６キロの直球にカットボールを交え完璧に封じた。気温３０度を超える中、毎回水分補給を行い、六回までパーフェクト。だが七回の投球前、西川から「チャンス」と言われ意識し先頭中村晃に二塁内野安打。「あの人、マジ悪いっすね」と笑ったが、最後まで安定した投球を続けた。内野安打２本に抑え、今季初の無四球投球で７勝目。首位西武に１ゲーム差と迫った。

　この勝利で球団創設４５００勝。「記憶に残る勝利はうれしい」と充実感に浸っていた。