ヤクルト・山田哲がサヨナラ本塁打「人生の中で一番気持ち良かったです」
「ヤクルト9-6中日」(28日、神宮球場)
ヤクルトが九回、サヨナラ勝ちで4連勝。1死一、二塁から山田哲が16号3ランで試合を決めた。
4-6で迎えた土壇場の九回、中日の抑え田島から、四球と代打・雄平の右前打、代打・上田の死球で無死満塁。ここで西浦が三遊間を抜く左前への2点タイムリーで同点に追いついた。さらに続く青木は中飛に倒れたが、続く山田哲が左翼席へ試合を決める一発を放った。
お立ち台に上がった山田哲は「とにかく自分で決めてやろうと強い気持ちで打席に入りました。少し上がりすぎたんですけど、入ってくれて良かったです。人生の中で一番、気持ちが良かったです」と笑顔。
3点を勝ち越された直後の八回、バレンティンが、1死一塁から中越えに18号2ランを放ち、1点差に迫ったが、九回に中沢が1点を失い、2点差とされていた。
中日は2-2の同点で迎えた八回、平田が2点適時二塁打を放ち、さらに代打・高橋のタイムリーでこの回3点を勝ち越した。
1点差に迫られた九回は、1死三塁から途中出場の工藤がバットを折りながらも右前へはじき返して貴重な1点を追加した。
しかし、守護神・田島が大乱調。1死しか奪えず、5失点で今季4敗目を喫した。
ヤクルトの先発・石川は5回2失点も勝ち星付かず。中日の笠原も3安打2失点の好投も今季初勝利はならなかった。