巨人、菅野でも勝てず4位転落 マツダで9連敗 遠のく鯉の背中8・5差
「広島4-2巨人」(28日、マツダスタジアム)
巨人が痛恨の逆転負け。チームは同一カード3タテを食らい、4連敗となった。借金5で4位転落。先発・菅野が5回4失点で5敗目を喫した。
エースが広島の粘りに屈した。2点リードの五回、1死から菊池にソロを浴びて1点差。さらに2死一塁から丸に無警戒の隙を突かれて二盗を許し、松山には四球を与えて一、二塁とピンチが拡大した。ここで野間を1-2と追い込みながら、甘く入ったスライダーをたたかれ、右翼席へ痛恨の3ランを被弾。マウンドの菅野は膝に手をつき、ショックの色を隠せなかった。
中5日でのマウンド。しぶとさが際立つカープ打線に苦戦した。四回まで無失点でしのいでいたが、毎回得点圏に走者を背負う苦しい内容。四回終了時で球数は82球。ジワジワと追い詰められ、五回に逆転を許した。
攻撃もリズムが悪かった。四回は岡本が二盗失敗。五回は小林が犠打を失敗。次打者の菅野が犠打で2死二塁とし、坂本勇の適時打に結びつけたが、一気にたたみかけることができなかった。七回は、無死一塁で代打・大城が投ゴロ併殺打。八回も無死一塁で、陽岱鋼が遊ゴロ併殺打で好機を逸した。
敵地・マツダスタジアムでは手も足も出ず、昨年から9連敗。首位・広島とのゲーム差は8・5に広がった。