オリックス・増井、史上4人目の12球団セーブ! 古巣斬りで快挙達成
「日本ハム1-2オリックス」(29日、札幌ドーム)
最後は151キロの直球で日本ハム・田中賢を左飛に打ち取った。1点リードを守り切った守護神・増井が今季20セーブ。これで史上4人目の12球団セーブ達成となった。
昨季まで8年間在籍した日本ハムからのセーブ。しかも舞台は札幌ドーム。試合後は感慨深げだった。
「プロとして育ててもらった球団。今でも愛着があるし、みんなに会いたくなる。(ファンも含めて)家族のような気がしますね。出て行った身なのに応援してもらって」
FA移籍したにもかかわらず、練習中から温かい声が届いた。そのファンの前での記録達成となった。
「リリーフになったときから(元日本ハム)武田久さんの背中を追いかけてやってきてこういう記録につながった。本当にうれしく思います」
日本選手としては江夏豊に続き2人目の達成。「雲の上のような存在。同じことができたのは不思議。信じられない」と謙そんするが、これで元阪神・山本和行と並んで歴代20位の130セーブ。その名前は球史にしっかりと刻まれた。