ヤクルト・青木 頭部死球を受け担架で運び出される 阪神・岩貞は危険球退場
「ヤクルト-阪神」(30日、神宮球場)
ヤクルト・青木宣親外野手が、一回に右側頭部へ死球を受けて交代した。青木は両リーグ最多、13個目の死球。阪神・岩貞は危険球退場となった。
6点を先制された直後の一回、無死二塁。岩貞が青木に投じた3球目の直球が右側頭部を直撃。青木はその場で立ち上がることができず、トレーナーらが処置。右翼席から青木の応援歌が流れるなか、担架で球場外へ運び出された。そのまま負傷交代となり、代走・雄平が送られた。
球場は騒然。阪神・金本監督も青木のもとへ近寄り、心配そうに見つめた。帽子を取ってぼう然としていた岩貞は、わずか7球でマウンドから姿を消した。ベンチ裏で青木は自らの足で歩き、球場に到着した車に乗り込んだ。
青木はその後、病院で検査を受けて、七回表に神宮のクラブハウスに戻った。
試合は立ち上がりから大荒れの内容。初回、阪神が6点を先行。ヤクルトはその裏、青木の死球などで無死満塁とし、バレンティンの三ゴロの間に1点を返した。
だが、阪神が二回に3点、五回にも4点を加えて大量リードを奪った。