侍ジャパン大学代表 東芝を延長戦で制して合宿締めくくり

東芝とのオープン戦に先発し、3回無失点と好投した侍ジャパン大学代表・松本
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 「オープン戦、侍ジャパン大学代表7-5東芝」(30日、バッティングパレス相石ひらつか)

 日米大学野球選手権(7月3日開幕、米国)などに出場する侍ジャパン大学代表の直前合宿は30日、神奈川・平塚市内で3日間の全日程を終えた。最終日は社会人・東芝とオープン戦を行い、延長十回タイブレークの末に勝利で合宿を締めくくった。チームは7月1日に遠征先の米国へと出発する。

 同郷の両右腕が万全の状態で世界へと向かう。ともに今秋ドラフト1位候補の日体大・松本航投手(4年・明石商)と東洋大・甲斐野(かいの)央投手(4年・東洋大姫路)がそろって登板し好投。強力投手陣の中心としてチームを引っ張っていく。

 先発の松本はこの日最速153キロの直球を軸に3回を無失点で切り抜けた。二回2死満塁ではバットをへし折っての投ゴロでピンチを脱出。米国製のボールにも「指にかかっています」と対応している。

 甲斐野は2点を勝ち越した直後の延長十回にマウンドへ上がった。29日のオープン戦に続き投手陣唯一となる連投で「初めて」という無死一、二塁からのタイブレーク。四球の走者を1人出しながらも、最速154キロの直球とスプリットを軸に空振り三振を3つ奪って片付けた。

 ともに兵庫県出身で中学、高校時代に県選抜でチームメートだった。日本代表で二人がそろうのは初めてだ。甲斐野は「日の丸を背負っているんだという誇りを持って世界一を取りたい」と意気込む。松本は先発として、甲斐野は救援としての起用が濃厚。旧知の仲の二人が世界の舞台でそれぞれの役割を全うする。

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