東大がプロ4球団と合同で野球教室 浜田監督は保護者に「賢い子どもの育て方」を講義
東京六大学リーグの東大は1日、同大学グラウンドで「東大球場スポーツデー」を開催した。昨年に続き2度目の開催。前回と同じく明大の野球部員の協力を得るとともに、今回は初の試みとして巨人、DeNA、ロッテ、西武の4球団と学生が合同で野球教室を行った。
5~9歳の児童64人が集まり、東大と明大の学生に加えNPB4球団のアカデミー指導者たちが子どもたちに野球を教えた。柔らかいボールを使用し、打撃やキャッチボールなど約1時間。参加した明大・入江大生投手(2年・作新学院)は「子どもたちが純粋に喜んでいた」と笑顔を見せた。
プロとアマチュアの協力もはまった。ノウハウを持つアカデミーコーチ陣の指導を学生たちがサポート。マリーンズ・ベースボール・アカデミーの武藤一邦ヘッドコーチも「かなり意義がある。(今後もプロ、アマチュア)合同で何かをできればいいと思っています」と全国的にも同様の企画が広がることを望んだ。
野球教室と並行して球場のスタンドでは、東大・浜田一志監督が講師として「賢い子どもの育て方」と題し、講演も開かれた。脳が発達するカギとして指を使うことを挙げ、「野球は頭が良くなるスポーツ」と紹介。強い日差しが差す“青空教室”の中で、保護者たちが熱心に聞き入っていた。