オリックス山本、球団62年ぶり10代球宴 最速154キロ19歳セットアッパー

 「マイナビオールスターゲーム2018」の監督推薦選手が2日に発表され、既にファン投票と選手間投票で出場が決まった30選手に加え、26選手が新たに選出された。10日に「最後の一人」を決めるプラスワン投票の結果が発表されて全出場選手が出そろう。オリックスからはプロ2年目の山本由伸投手(19)が初選出となった。10代での球宴出場は2015年の西武・森、楽天・松井以来。球団では1954年・梶本隆夫、56年の米田哲也以来、62年ぶり3人目の快挙となった。

 プロ2年目の山本。19歳の若きセットアッパーは監督推薦で球宴初出場が決まった。球団の10代選手としては通算254勝の梶本、通算350勝の米田に次ぐ62年ぶり3人目の選出となった。

 「小学校の時に見ていたので、そこで野球ができるというのがすごいうれしいです。(10代選出は)驚きがすごく大きいんですけど、驚いている場合じゃないので頑張ります」

 初々しい反応とは裏腹に、ここまで見せてきた投球は球界の度肝を抜いてきた。

 今季は4月末に1軍昇格するとセットアッパーに定着。MAX154キロの速球に150キロ近い球速のまま変化する超高速カットボール、フォークを操る。31回でわずか9四球という制球力で抜群の安定感を見せてきた。ここまで31試合で3勝0敗1セーブ、リーグダントツの21ホールド、防御率0・87の好成績を残している。

 パの代表として出場する夢舞台。

 「自分の持っている最高のパフォーマンスを出して衝撃を与えるような投球をしたい。どんな衝撃?もう思い切り投げるだけだと思います」

 対戦してみたい打者にはDeNA・筒香の名前を挙げた。

 「すごい楽しみ。思いっきり直球を投げ込みたい」

 胸躍る10代はその日を待ちきれない様子だった。

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