ヤクルトの用具届かず試合中止 39年ぶりの出来事 大雨の影響でトラックが到着遅れ

用具が到着しなかったことを伝えるつば九郎(右)と試合中止を伝えるドアラ
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 6日、ナゴヤドームで行われる予定だった中日-ヤクルト戦が、大雨の影響でヤクルト選手のユニホームや用具などを積んだトラックの到着が大幅に遅れたため、中止となった。

 ヤクルトは前日5日、マツダスタジアムでの広島戦が中止となり、夕方まで同球場で練習を行い、その後、用具を載せたトラックが出発。しかし、日本の広い範囲に渡って発生した記録的大雨の影響から、交通規制で高速道路が使えず、一般道を使って移動するなどしたが、交通事情が悪く思うように進まなかったという。

 当初は用具が届くのを待って、1時間遅れで試合を始めることを検討していたが、間に合わないと判断し、午後3時45分に中止を決定。決定時、トラックは京都府内を走っていたという。

 ヤクルトの監督、コーチ、選手たちは5日の広島での練習後に新幹線で名古屋入りしていた。

 中日の西山球団代表は「今の状況で車がこういうことなので、中止を決定せざるを得ない。ファンの皆さんには申し訳ない。自然のことでどうしようもない状況なので、ヤクルトさんに責任があるわけではない。荷物の遅れが原因で試合が遅れたことはあったが、中止は記憶にない」と話していた。

 過去の例としては、1979年7月13日の日本ハム-南海戦(後楽園球場)が、東名高速日本坂トンネル火災の余波で道路が渋滞。南海の用具を乗せたトラックが到着できなかったため、試合が中止となっている。

 また、2017年8月11日の広島-巨人戦(マツダスタジアム)では、巨人のアンダーシャツなどを乗せた車両の到着が遅れたため、試合開始も30分遅れた。

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