オリックス伊藤、赤間とDeNA白崎、高城 シーズン中、異例のトレード
オリックス・伊藤光捕手(29)、赤間謙投手(27)とDeNA・白崎浩之内野手(27)、高城俊人捕手(25)の2対2の交換トレードが9日、両球団から発表された。
シーズン中としては異例の複数トレードが成立した。しかも、伊藤は2014年にベストナインを獲得するなど実績のある捕手だけに衝撃は大きかった。
DeNAにとっては是が非でも欲しかったピースだった。高田繁GMは「捕手3人制を敷いてやってきたが、誰も飛び抜けなかった。伊藤には正捕手になってほしい。レギュラーで規定打席にも達して、いい打率も残していた。打つ方も期待できるし、捕手としてもその時と同じぐらいの力がある」と高く評価した。
対してオリックスは小谷野、中島、T-岡田と一、三塁を守る野手が次々に故障。手薄な内野手の補強に迫られていた。伊藤と白崎を軸に高城、赤間を加えて合意に至った。
伊藤は「突然のことで驚いています。ケガをして、歩くこともできなかった自分を救ってくれたオリックス球団、チームメート、ここまで育ててくれた監督、コーチ、そして、どんな時も支えてくれたファンのみなさんには感謝の言葉しかありません」とコメントした。
近く両球団で入団会見が開かれる予定。