ヤクルト・山田8打数連続安打 今季初7連敗も「スイングがいい」
「ヤクルト3-6巨人」(10日、神宮球場)
サイクル安打から一夜明けても、快音は鳴りやまなかった。ヤクルト・山田哲が4安打を放ち、球団では05年リグス以来の8打数連続安打。初回に左前打、四回は中前打、六回は遊撃内野安打、八回は右前打と広角に打ち分け、打率も3割台に乗せた。
「調子がいい感じはないけど、スイングがいいからだと思う」と自己分析。この日は追い込まれてから3本。最近増えた右方向への安打について「考えて打っているところもある」と明かした。
九回は三ゴロに倒れ、マニエルが持つ球団記録の「10」には届かず。それでも、今季初の7連敗、6月4日以来の単独最下位に転落したチームにあって、その打棒は数少ない光だ。前半戦最終戦での連敗ストップへ「とにかくそれしかない」と力を込めた。