甲子園に女子部員「出してあげたい」 松井秀喜氏、少女からの問いかけに返答

 巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(44)が14日、川崎市のジャイアンツ球場で野球教室を開催。少女から高校野球で女子部員がプレーできない現状を問われ、「出してあげたい気持ちはあります。いつかそうなることを願っています」とうなずいた。

 悲痛な訴えだった。高校野球の話題で、少女から「女の子は甲子園に出られない。どう思いますか」と問われた松井氏。「いい質問だね」と優しくほほ笑み、「僕が決められないけど、上手な子もたくさんいるからね」と思いを受け止めた。

 この日は少年少女46人に、野球の基礎を指導。打撃練習では自ら打席に立ち、豪快な柵越えも披露した。「OB戦で、王さんが55歳の時に甲子園でホームランを打った。55歳までは打ちたいね」と、理想も口にした。

 野球教室後はひとりずつ記念撮影。子供の野球離れも深刻化しており、「今日、来て良かったと思ってくれたら。ひとりでも野球が好きな子が増えてほしい」と願っていた。

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