都立城東、コールド勝ちで4回戦へ 母校の指揮取る内田監督「よくやってくれた」
「高校野球東東京大会・3回戦、城東13-0足立西」(16日、神宮球場)
城東が初戦を八回コールドで突破した。八回1死からスタメン唯一の1年生・清水隆太郎内野手の本塁打を口火に大量7得点。先発のエース・瀬戸川隆人投手(3年)ら2投手のリレーで無失点に抑え、2001年夏以来の甲子園出場へ4回戦に駒を進めた。
聖地を知る指揮官が大勝で夏の采配デビューを飾った。昨秋から母校の指揮を執る内田稔監督は城東が01年夏の甲子園に出場したときの「4番・三塁」。明大に進み、野球部に所属したがメンバー入りは果たせなかった。高校野球の指導者を目指し、卒業後は順天堂大大学院へ。教員となり赴任3校目で母校へと帰ってきた。
八回に猛攻し「いろんなことをやってやって終盤に花を咲かせよう」と目指す野球をいきなり体現。「よくやってくれたな」と教え子をたたえた。OB監督率いる都立の星が、混戦の東東京を勝ち進んでいく。