巨人、メルセデス好投で7連勝 デビュー12回連続無失点!
「阪神3-5巨人」(18日、甲子園球場)
はい上がった助っ人左腕が再び快投を見せた。育成から昇格し、2度目の先発となった巨人のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手が阪神打線を翻弄(ほんろう)。7回無失点で2勝目を挙げ、これでデビューから12イニング連続無失点。「非常にうれしい。頑張ってきたかいがありました」と満面の笑みで声を弾ませた。
初回以外は毎回走者を背負った。三回は2死から連打を浴び一、二塁とされ、相手は福留。「ゴロで打ち取ろうと意識していた」との言葉通り、遊ゴロに仕留めた。奪った21アウトのうち、内野ゴロが半数以上の12。「低めに集めれば、コンタクトされにくい」と徹底し、凡打の山を築かせた。
初めての甲子園の大歓声にも「マウンドに上がったら気にならず、対打者に集中した」と平然と投げ切った左腕。高橋監督は「(ヤングマンと)2人の活躍はここにきて非常に大きい」とうなずいた。今季2度目の7連勝で、次は敵地での広島戦。「このまま走らせるわけにはいかない」と指揮官。ゲーム差を「5」に詰め、最高の勢いで乗り込む。