箕島・尾藤強監督「集中力の違い」 智弁和歌山に完敗 リベンジならず

5回コールドゲームで智弁和歌山に敗れた箕島ナイン=和歌山県営紀三井寺野球場(撮影・持木克友)
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 「高校野球和歌山大会・3回戦、智弁和歌山14-2箕島」(19日、紀三井寺公園野球場)

 春夏通算4回の甲子園優勝を誇る箕島が、智弁和歌山に5回コールドで敗退した。

 箕島の黄金時代を築いた尾藤公監督の息子、尾藤強監督(48)は「投手はいつも通りだった。完全に力負け」と猛攻を許した智弁和歌山打線に脱帽した。

 昨秋の和歌山大会準決勝で智弁和歌山に敗戦後、選手には「今年の智弁和歌山は今までと違う。センバツに出たら4強以上には行く」と言い続け、高い意識を植え付けてきた。

 しかし、成長を見せるはずだった試合で、返り討ちにあってしまった。0-1から10点を奪われた三回の攻撃に、底力を感じ取ったという。

 「三回は先頭の(4番)文元くんと、(5番)冨田くんが単打で出塁しようとして、単打で出たところに、『全国で勝つチーム』と『甲子園を目標にしているチーム』の違いを感じた」。

 リベンジを期した試合は大敗に終わり、「相手はすごい能力を持った選手ばかりではないけど、一球への思いや集中力の違いを感じた」。13年以来となる夏の甲子園出場を逃した名門は、思わぬ試合展開で第100回大会を終えた。

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