楽天・塩見6年ぶり完投星 “レオキラー”躍動わずか104球

 「西武2-7楽天」(20日、メットライフドーム)

 “レオキラー”が躍動した。楽天・塩見が2012年以来6年ぶりの完投勝利。完封こそ逃したが、文句なしのヒーローだ。

 強力西武打線を104球で退けた。四回に外崎の打球が左手首付近に直撃し、ベンチに下がるアクシデントもあったが「気合で投げました」と塩見。6月29日、7月8日と3戦連続で西武と対峙(たいじ)し、計24イニングを4失点。塩見は「そこじゃないですか。しっかりコーナーで勝負できている」と分析。平石監督代行は「外一辺倒じゃ抑えられない打線。インコースもしっかり突いている」と称えた。

 チームは後半戦に入り無傷の4連勝。「われわれは勝つしかない」と平石代行。あきらめない戦いを左腕が体現した。

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