広陵の4番・河端が2発!1年から伝統校の4番担った逸材が本領発揮

 「高校野球広島大会・3回戦、広陵10-0西条農」(21日、しまなみ球場)

 青空に力強いアーチを描いた。六回、6得点が入り、なお2死三塁。この回の2打席目に入った広陵・河端利晶内野手(3年)がバックスクリーン右へ試合を決める2ランをたたき込んだ。高校通算25本目は推定飛距離130メートルの特大弾。シード校の西条農を10-0の六回コールドで破り4回戦進出を決めた。

 0-0の四回無死では左翼ポール直撃のソロを放った。今大会3戦目で初めて「4番・一塁」でスタメン出場。2発を含め3安打3打点と大暴れ。重責を果たし「良かったです」と胸をなで下ろした。

 1年で名門の4番を担った逸材はケガに泣いてきた。昨夏の広島大会は左膝の故障でメンバーに入れず。準優勝した甲子園も大会直前に細菌による化膿性炎症で左足が腫れ、40度近い高熱を伴った蜂窩(ほうか)織炎でベンチから外れた。

 悔しさを力に変えて臨む最後の夏。「勢いを付けられるような打撃をしたい」と前を見据える。「この2本で(打撃状態が)調子に乗ってくれたら」。中井哲之監督(56)の言葉がチームの思いだ。

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