立命館宇治、試合終了22時半過ぎ 猛暑考慮の初ナイター制す
「高校野球京都大会・準々決勝、立命館宇治6-5鳥羽」(23日、わかさスタジアム京都)
京都府高野連が京都大会準々決勝4試合が行われた23日、連日の酷暑を受けて、初めての試みを行った。第2試合が13時7分に終了後、休憩時間を取って第3試合を16時から開始。井上明理事長(60)は「選手、審判の健康管理のためです。野球以外でも毎日ニュースになるほど酷暑の中で動いていますから。球場も全面的に協力してくれています」と話した。
ただ第4試合の鳥羽-立命館宇治は19時過ぎという異例の開始時間。試合も両者譲らぬ展開で22時を過ぎて5対5のまま延長戦に突入した。立命館宇治が十一回表に勝ち越して決着、22時30分を超えての幕切れだった。
23時を過ぎた場合は24日に試合を行う方針を日本高野連と調整するなど対応に追われたこともあり、井上理事長は「まさかこんな展開になるとは。今後の課題にしたい」と振り返った。
一方で、立命館宇治の里井祥吾監督は「昼間にやっていたら倒れていたと思うのでありがたかった」と対応を評価。課題を残しつつも、一つの方向性を示す試みとなった。