日本ハム岡大海とロッテ藤岡貴裕がトレード 左腕投手、外野手の手薄な両者の思惑一致
日本ハムは26日、岡大海外野手(27)とロッテ・藤岡貴裕投手(29)のトレードが成立したことを発表した。ロッテは不動の1番・荻野外野手が骨折で戦線離脱するなど外野手が手薄で、日本ハムも左腕が駒不足で両者の思惑が合致した。
2013年ドラフト3位で明治大学から入団した岡は、「入団から5シーズン、故障が多く思うようにプレーできない時期もありましたが、ファンの皆様からの温かい声援が大きな支えになり、本当に有難うございました。一番の思い出は、2016年の日本一をフィールドの上で味わえたことです。ファイターズという素晴らしいチームで野球ができたことは大きな財産です」などとコメントした。
岡は倉敷商から明治大に進み、大学時代は投打二刀流で活躍。2013年ドラフト3位で日本ハムに入団し、通算成績は245試合、601打数143安打、打率・238、6本塁打、52打点、39盗塁。今季は28試合に出場し、打率・154、本塁打0、5盗塁だった。
藤岡貴は2011年ドラフト1位でロッテに入団した左腕投手。通算成績は160試合で21勝30敗、防御率4・04。今季はここまで登板はなかった。
公式ウェブサイトでのコメントには「正直、驚いています」という正直な思いもにじませつつ、「様々な思い出がマリーンズではありますが一番印象に残っているのは長男が生まれた日に仙台で勝ち投手になれたことです。仙台ではプロ初登板、初勝利もあげられましたし、色々と思い出が残っています」と回顧。「千葉ロッテマリーンズファンの皆様には、いつもどんな時も大きな声援で後押しをしてもらったことに感謝をしています」とファンへの思いもつづられた。