智弁和歌山がサヨナラ勝ちで2年連続甲子園 5戦59安打60点の猛爆V
「高校野球和歌山大会・決勝、智弁和歌山7-6市和歌山」(26日、紀三井寺公園野球場)
今春センバツ準V・智弁和歌山が、黒川史陽内野手(2年)の犠飛で九回サヨナラ勝ちし、2年連続23回目の出場を決めた。高嶋仁監督(72)は自身が持つ、監督として春夏通算の甲子園最多出場記録を更新し、38回目の甲子園出場となった。
今秋ドラフト候補の平田龍輝投手(3年)が一回に1点、二回に2点を先制された。
それでも三回に先頭の5番・冨田泰生外野手(3年)が左翼席へソロ。さらに2死一、二塁で4番・文元洸成内野手(3年)が同点の左越え2点二塁打を放った。四回は東妻純平捕手(2年)の適時打などで2点を勝ち越した。
2点リードのまま九回を迎え、無死一塁で平田が同点2ランを許した。それでも直後の攻撃で試合を決めた。
決勝までの4試合で、和歌山大会史上初となる4試合連続のコールド勝ち&史上初の4試合連続2ケタ得点を記録。全5試合連続2ケタ得点は逃したが、この試合も10安打を放ち、全5試合で2ケタ安打を記録した。
今春センバツ決勝では、大阪桐蔭に敗れた。今大会5試合で60得点を記録した猛打で、今夏は00年夏以来18年ぶりの全国制覇を目指す。
今大会の智弁和歌山の戦績は下記の通り。
◆2回戦 智弁和歌山12-0高野山(六回コールド)
◆3回戦 智弁和歌山14-2箕島(五回コールド)
◆準々決勝 智弁和歌山16-0日高(五回コールド)
◆準決勝 智弁和歌山11-3紀北工(七回コールド)
◆決勝 智弁和歌山7-6市和歌山