サザン桑田の母校、鎌倉学園が横浜と決勝戦 日大三、大商大堺、報徳学園も決勝進出
「第100回全国高校野球選手権大会」地方大会が26日、南神奈川大会、西東京大会、南大阪などで準決勝を迎え、南神奈川では、横浜が星槎国際湘南を9-8の1点差で振り切り、3年連続18度目の夏の甲子園へあと1勝とした。
横浜は初回に3点を先制される苦しい展開。それでも五回に元ヤクルトの度会博文氏を父に持つ度会隆輝(1年)の代打適時打などで5点を奪って逆転し、9-4と5点リードで九回を迎えた。ここで星槎国際湘南が粘りを見せ、1点差にまで迫られたが、最後は救援した万波中正外野手(3年)が何とか反撃を振り切った。
横浜は、決勝で横浜創学館に5-4で競り勝った鎌倉学園と対戦する。サザンオールスターズの桑田佳祐の母校のでもある鎌倉学園は、勝てば夏の甲子園初出場となる。
西東京では日大三が2年連続の甲子園出場を目指した東海大菅生を9-6で下して、5年ぶり17回目の出場に王手を懸けた。初回に3点を先制されたが、その裏に6点を奪って逆転し、打撃戦を制した。
もうひとつの準決勝は日大鶴ケ丘が国士舘を7-5で振り切り、4年ぶり4回目の頂点にリーチ。日大三との“兄弟対決”に臨むことになった。
南大阪では近大付が大体大浪商を4-2で、大商大堺が上宮太子を3-2で下した。近大付は南北で予選が行われ、優勝した90回以来の決勝進出。大商大堺は勝てば、春夏通じて甲子園初出場となる。
東兵庫では報徳学園が神戸国際大付を3-2で振り切り、8年ぶりの夏甲子園切符を懸けて、村野工を12-6で下した市尼崎と頂点を争う。