オリックス連夜の悪夢で6連敗 序盤拙攻響いた
「西武2-1オリックス」(26日、メットライフドーム)
悪夢から覚めない。オリックスは連夜の延長十回サヨナラ負けで、今季ワーストの6連敗。それも守護神の増井が立て続けに屈した。1死二塁から森にフォークを右中間へはじき返された。
「あそこまでもっていかれたから、もっと低めでないといけなかった。どうにかしないといけない」。増井がうめいた。チーム試合数の半分近い42試合登板と疲弊の感は否めないクローザー。福良監督は「そこは変わらない」と信頼の不変を強調した。それだけに連夜の背信にも責めることはなかった。
延長戦は3分けを挟んで6連敗。13戦2勝7敗4分けとなった。この日は前半の拙攻も響いた。
「(菊池を)つぶすチャンスはあったんですからね」と福良監督。2回から3イニング連続で得点圏に走者を置きながら、先制できなかったのだ。
首位西武との差は、今季最大9・5ゲーム差に戻った。最短28日にも自力優勝の可能性が消える。正念場に、福良監督は27日の日本ハム戦から体調不良のため2軍調整中だった小谷野を戦列復帰させる。「何か勢いをつけてくれたら」と願いを込めた。