巨人・マルティネス 育成から支配下登録即、初打席初本塁打の離れ技
「巨人-中日」(27日、東京ドーム)
巨人のホルヘ・マルティネスが、初打席初本塁打の離れ技をやってのけた。
育成から支配下登録され、即7番・二塁でスタメン。二回1死無走者で迎えた第1打席。フルカウントから山井が投じた7球目、外寄りの外角フォークに長いリーチを生かして食らいつき、右中間席へ先制ソロを放った。
阿部のバットを借りて臨んだ大舞台。笑顔でダイヤモンドを一周すると、笑顔の高橋監督に迎えられた。マギーとは抱き合って喜びを爆発させ、仲間からは祝福の嵐となった。
ドミニカ共和国出身の両打ち内野手。来日2年目の今季は2軍で打率・271、14本塁打、41打点。背番号は96に決まり、この日、支配下登録されて1軍に合流したばかりだった。
巨人は先発要員のヤングマンが骨折で戦線離脱。外国人の4枠に空きができたことも重なり、マルティネスに出番が巡ってきたが、少ないチャンスで大仕事を成し遂げた。
巨人選手の初打席初本塁打は13年の3月29日の広島戦でロペス(現DeNA)以来、5年ぶり8人目。
育成出身および、育成経験者の初打席初本塁打は11年の阪神・森田一成、17年の広島・バティスタ以来3人目。巨人では初めての快挙となった。