巨人・小林がスタメン復帰で快挙アシスト 山口俊「誠司が引っ張ってくれた」
「巨人5-0中日」(27日、東京ドーム)
巨人・山口俊投手が、プロ野球史上79人目(80度目)のノーヒットノーランを達成。快挙をアシストしたのが6月28日以来、約1カ月ぶりにスタメンマスクをかぶった小林誠司捕手だった。
直球を主体にした配球で、ベース盤をいっぱいに使って中日打線を寄せつけず。緊張感あふれる九回は代打・亀沢、代打・野本をいずれも内野ゴロに仕留めて2死。最後は大島を一ゴロに仕留めると、小林も満面の笑みで山口俊と抱き合った。
小林はベンチ裏で「僕は何もしていません。今日は山口さんが全て」と控えめ。だが、山口俊は「今日は本当に誠司が引っ張ってくれた。サイン通りに投げることができた」と振り返った。
両リーグを通じて14年の西武・岸(現楽天)以来、4年ぶり。セ・リーグでは13年の中日・山井以来5年ぶり38人目。巨人では2012年の5月30日、杉内以来6年ぶり12人目の快挙となった。