報徳学園が8年ぶりV ドラ1候補・小園らが歴代出場校を撃破 渡辺友が完封勝利
「高校野球東兵庫大会・決勝、報徳学園2-0市尼崎」(28日、ほっともっとフィールド神戸)
報徳学園が市尼崎を破り、2010年以来8年ぶりとなる夏の甲子園出場を決めた。
五回に2安打と四球で1死満塁とすると、3番・長尾亮弥外野手(3年)のゴロがイレギュラーし、一塁手が後逸(記録は失策)する間に2者が生還した。
二塁走者の今秋ドラフト1位候補・小園海斗内野手(3年)は、本塁にヘッドスライディング。試合前には「今日は自分たちのプレーをするだけ。しっかりしたプレーをしたい」と気合を入れており、ホームイン直後には、ど派手にガッツポーズを決めた。
投げては先発したエース左腕・渡辺友哉投手(3年)が市尼崎打線を完封し、勝利をつかんだ。
今夏の報徳学園は、4回戦で15年の兵庫代表・滝川二、準決勝で17年の同代表・神戸国際大付、決勝で16年の同代表・市尼崎と、歴代の代表校を次々に撃破。準々決勝では最速147キロ右腕の長田・橋本達弥投手(3年)に1-0で勝利するなど勝負強さを見せてきた。
4強に進出した昨春センバツ後から指揮を執る同校OB・大角健二監督(38)は、就任後初の甲子園出場となった。
元オリックス・竹本修監督が率いる市尼崎は強力打線が沈黙し、16年以来2年ぶりの出場を逃した。
両校の先発は以下の通り。
【先攻・市尼崎】
1番・二塁 東野
2番・右翼 中田
3番・三塁 松田
4番・中堅 名田
5番・左翼 白石
6番・遊撃 森田
7番・捕手 佐藤
8番・投手 竹中
9番・一塁 中村
【後攻・報徳学園】
1番・遊撃 小園
2番・左翼 村田
3番・中堅 長尾
4番・一塁 神頭
5番・右翼 糸井
6番・捕手 堀尾
7番・二塁 羽渕
8番・投手 渡辺
9番・三塁 大崎
【報徳学園の今大会優勝までの勝ち上がり成績】
2回戦 報徳学園9-2伊丹西
3回戦・報徳学園10-0神戸甲北
4回戦・報徳学園4-2滝川二
準々決勝・報徳学園1-0長田
準決勝・報徳学園3-2神戸国際大付
決勝・報徳学園2-0市尼崎