奈良大付、広陵は延長で甲子園切符 仙台育英、近大付、報徳学園は完封 7代表決まる
第100回全国高校野球選手権の地方大会が28日、全国で行われ、新たに7代表が決定した。
仙台では、仙台育英が2年連続27度目の優勝を決めた。先発のエース・田中星流投手(3年)から背番号10右腕、大栄陽斗投手(2年)への継投で古川工打線に得点を与えなかった。
西愛知では、愛工大名電が15安打9点と東邦に打ち勝ち、5年ぶり12回目の夏の甲子園出場を決めた。
滋賀では、近江が春夏通じて初の甲子園出場を目指した綾羽に逆転勝ち。2年ぶり14回目の優勝を決めた。5年連続の決勝進出となった近江は、2点を追う六回、集中打で4点を奪って逆転に成功。八回に2点を奪ってダメを押した。
南大阪大会は、近大付が10年ぶり5度目の優勝。プロ注目の左腕エース、大石晨慈投手(3年)が、春夏通じて初の甲子園出場を狙った大商大堺打線を完封した。
東兵庫では、報徳学園がエース左腕の渡辺友哉投手(3年)が市尼崎を完封。2010年以来8年ぶりとなる夏の甲子園切符を手にした。
奈良大会では、奈良大付が延長十一回サヨナラで古豪・天理を下し、夏の甲子園初出場を決めた。両チーム計31安打の乱打戦を制した。
広島大会は、昨夏甲子園準優勝の広陵が延長十回サヨナラで広島新庄を下し、2年連続23度目の優勝を決めた。
これで代表が決まっていない地区は東、西東京と南、北神奈川に北大阪、岡山の6地区となった。
28日に行われた決勝の結果は以下の通り。
【仙台大会】
仙台育英2-0古川工
【西愛知】
愛工大名電9-4東邦
【滋賀】
近江8-4綾羽
【南大阪大会】
近大付2-0大商大堺
【東兵庫大会】
報徳学園2-0市尼崎
【奈良】
奈良大付10-9天理
【広島】
広陵5-4広島新庄