日本ハム・堀、プロ初勝利 地元・呉に勇気届けた!
「日本ハム3-0オリックス」(28日、札幌ドーム)
広島新庄OBで高卒2年目の日本ハム・堀が今季初登板初先発でプロ初勝利を挙げた。札幌ドームに万雷の拍手が響き、自然と左腕の頬も緩む。「すごくうれしいです」。5回1/3を2安打無失点に抑えた快投は、懸命に復興を目指す故郷にも届く。
右打者8人が並ぶオリックス打線に対し、最速144キロの直球を懐に投げ込んだ。3点リードで迎えた五回2死満塁のピンチは、大城を遊ゴロに仕留めて脱出。六回無死一塁、吉田正を左飛に打ち取ったところで降板。リリーフ陣が無失点リレーで試合を締め、節目の1勝を手に入れた。
「しっかり投げて、勇気を与えられればいいかなと思います」。西日本豪雨で被災した地元・広島県呉市へ、思いは強い。獅子の背中を追うチームにまた一人、新星が現れた。