大阪桐蔭打線 1イニング13得点 打者2巡の18人攻撃 今大会全国決勝戦最多23点
「高校野球北大阪大会・決勝、大阪桐蔭-大院大高」(30日、大阪シティ信用金庫スタジアム)
春夏連覇を目指す大阪桐蔭が六回までに、今大会の地方大会全国最多得点となる23点を奪った。
初回と二回にそれぞれ4点を奪うと、その後も手を緩めることなく得点を重ね、10-2の六回、2死二塁から宮崎の左前適時打で1点を奪い、なおも2死一、二塁で中川が右翼線二塁打を放ち2点。続く藤原が右越え2ランを放った。その後も8連打と失策も絡み、この回は打者2巡、18人の攻撃で全員安打、全員得点で13点を重ねた。
大阪大会夏の決勝最多得点記録も塗り替えた。これまでの最多は17点。1921年・市岡中17-4桃山中、85年・PL学園17-0東海大仰星だった。
【試合経過】
一回表 大院大高は1死二塁のチャンスを作るが、後続が2連続左飛で得点ならず。
一回裏 大阪桐蔭が1番・宮崎の三塁打、青地の中犠飛で先制。さらに4連打で失策も絡み、3点を追加。
二回表 大院大高は2死から左前打の走者を出すも、無得点。
二回裏 藤原の左前打で2点を追加。石川遊撃後方への内野安打で2点を加えた。
三回表 大院大高は2連打で1死一、二塁の好機を作ったが、三振と遊撃・根尾の好守に阻まれ無得点。
三回裏 中川の右翼線三塁打と藤原の中越え適時二塁打で1点。
四回表 大院大高は初の三者凡退。
四回裏 大阪桐蔭は山田の右越え三塁打で2死三塁のチャンスも、初の無得点。
五回表 大院大高は2死一、二塁と走者をためたが無得点に終わる。
五回裏 大阪桐蔭は2死一、二塁から根尾の右前打で1点を追加。
六回表 大院大高は2死、二、三塁から小松の右越え適時二塁打で2点を返した。
六回裏 大阪桐蔭は2死二塁から宮崎の左前適時打で1点を奪い、なおも2死一、二塁で中川が右翼線二塁打を放ち2点。続く藤原が右越え2ランを放った。その後も9本の長短打で、この回13点。