大阪桐蔭 23点大勝で2年連続甲子園切符 大阪大会夏の決勝最多得点記録更新

 優勝を決め、ファインプレーを見せた藤原(8)を迎える根尾(中央右)ら歓喜の大阪桐蔭ナイン(撮影・北村雅宏)
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 「高校野球北大阪大会・決勝、大阪桐蔭23-2大院大高」(30日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 春夏連覇を狙う大阪桐蔭が26安打23得点の猛攻で大院大高を下し、2年連続の甲子園切符をつかんだ。初回から4点を奪うなど猛打を見せつけ、六回には藤原恭大外野手(3年)が今大会2本目、高校通算29本目となる2ランを放つなど打者2巡の18人攻撃。一挙13点を奪った。

 記録ずくめの試合となった。今大会の全国地方大会決勝では、星稜(石川)の22点を超える最多得点。夏の大阪大会の決勝最多得点の記録も塗り替えた。これまでの最多は1921年・市岡中17-4桃山中、清原和博、桑田真澄がいた85年・PL学園17-0東海大仰星だった。

 【試合経過】

 一回表 大院大高は1死二塁のチャンスを作るが、後続が2連続左飛で得点ならず。

 一回裏 大阪桐蔭が1番・宮崎の三塁打、青地の中犠飛で先制。さらに4連打で失策も絡み、3点を追加。

 二回表 大院大高は2死から左前打の走者を出すも、無得点。

 二回裏 藤原の左前打で2点を追加。石川遊撃後方への内野安打で2点を加えた。

 三回表 大院大高は2連打で1死一、二塁の好機を作ったが、三振と遊撃・根尾の好守に阻まれ無得点。

 三回裏 中川の右翼線三塁打と藤原の中越え適時二塁打で1点。

 四回表 大院大高は初の三者凡退。

 四回裏 大阪桐蔭は山田の右越え三塁打で2死三塁のチャンスも、初の無得点。

 五回表 大院大高は2死一、二塁と走者をためたが無得点に終わる。

 五回裏 大阪桐蔭は2死一、二塁から根尾の右前打で1点を追加。

 六回表 大院大高は2死、二、三塁から小松の右越え適時二塁打で2点を返した。

 六回裏 大阪桐蔭は2死二塁から宮崎の左前適時打で1点を奪い、なおも2死一、二塁で中川が右翼線二塁打を放ち2点。続く藤原が右越え2ランを放った。その後も9本の長短打で、この回13点。

 七回表 大院大高は走者を出すも無得点。

 七回裏 大阪桐蔭はこの試合2度目の無得点。

 八回表 大院大高は走者を出すも無得点。

 八回裏 大阪桐蔭は2死一塁も、4番・藤原は7打席連続安打ならず左飛で無得点。

 九回表 大院大高は三者凡退で試合終了。

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