「サントリードリームマッチ２０１８、プレミアム・モルツ－ドリーム・ヒーローズ」（３０日、東京ドーム）

　元阪神・関本健太郎内野手のエラーにマウンド上の下柳剛投手がキレる－。どこかで見た光景が繰り広げられた。

　モルツ球団の桧山進次郎氏の放った三ゴロを、関本氏が見事にトンネル。エラーを見た下柳氏は三塁方向にゆっくりと向かっていきグラブをグラウンドにたたきつけた。これに関本氏もグラブをたたきつけて応酬。さらに下柳氏が関本氏を手で押して小競り合いが始まり、不穏な？ムードが漂った。

　桧山氏らが仲裁に駆けつけると、２人は握手をして、最後は笑顔でハグだ。

　２００７年の横浜戦で二塁の関本氏、遊撃の秀太氏がミスを連発し、下柳氏がグラブを投げつけて怒りを爆発させたシーンを思い起こさせる、お約束のパフォーマンスに観客は大喜びだった。

　関本氏は敢闘賞を受賞。インタビューで「やってはいけない人のときに（エラーを）やってしまいました」と告白すると、後ろから近づいてきた下柳氏にシバかれた。