大阪桐蔭・西谷監督、史上最多春夏7度目制覇へ「臆することなく挑みたい」

 「高校野球北大阪大会・決勝、大阪桐蔭23-2大院大高」(30日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 史上初2度目の甲子園春夏連覇を目指す大阪桐蔭が、北大阪大会を歴史的大勝で制した。26安打を放ち、今夏の全地方大会決勝で最多、大阪大会決勝史上最多の23点を奪って2年連続10度目の夏の甲子園出場を決めた。

 大阪桐蔭・西谷浩一監督(48)は「去年も春夏連覇に挑戦し、つらい負け(甲子園3回戦で仙台育英に敗戦)。このチームはそこからスタートした。大阪で勝てたので本当の挑戦権を得た。臆することなく春夏連覇に挑みたい」と宣言した。

 夏の大阪大会決勝最多の23得点。藤原や根尾らスターぞろいのチームを、高校野球ファンの期待通りに4季連続の甲子園へ導いた。右膝のケガから復活し、今夏大活躍の藤原について「戻ってきてくれた。たくましくなった」とたたえた。

 今春センバツで中村順司氏(元PL学園)に並ぶ、史上最多タイの春夏通算6度目の甲子園優勝を果たした。春夏連覇すれば単独1位となるが「気が早いです。まだそんなところまで行っていません」と謙遜。しかし、この日の試合で優勝候補大本命の実力を証明した。1988年の創部からわずか30年で春夏通算7度の優勝を誇る同校。100回目の夏、大会史に西谷監督がその名を刻む。

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