日本ハム初回15人攻撃 11安打10点 中田が起爆の先制打
「日本ハム14-1ロッテ」(31日、釧路市民球場)
日本ハム・中田の先制打から超ビッグイニングが生まれた。初回に打者15人の猛攻で石川を打ち砕き、12年8月21日・オリックス戦(旭川)以来6年ぶりの1イニング10得点。初回の2桁得点は東映時代の66年8月20日の11得点以来52年ぶりだ。さらに1イニング11安打は球団新。終わってみれば先発全員安打、今季最多14得点の大勝だった。
初回1死一、二塁。中田が右腕の直球を三遊間にはじき返し、先取点をもたらした。「みんなが塁に出てくれるので何とかものにできて良かった」。勢いは止まらず、一巡して回ってきた第2打席で左翼フェンス直撃の2点二塁打。三回にも左前2点適時打を放ち、この日は3安打5打点の大活躍を見せた。
釧路では10年ぶりの勝利。前日1イニング13点を奪い甲子園出場を決めた大阪桐蔭の後輩に負けない猛打を見せた中田は「応援に応えられて良かった」とファンに感謝した。投打がかみ合った快勝だが、栗山監督は「これは忘れた方がいいと思う」と表情を引き締める。試合後、釧路湿原を通って次戦開催地・帯広へ。勝負の8月戦線が始まる。