ロッテ、壮絶サヨナラ負け 終盤2回6点差ひっくり返され、井口監督「止められなかった」
「日本ハム8-7ロッテ」(1日、帯広の森野球場)
ぼうぜんの一語だ。
6点差をひっくり返されてのサヨナラ負け。井口監督は「止められなかったですね…」と振り返り、こう続けた。「現状、いるメンバーでやるしかない。一番いいメンバーを送り出している」。
7月16日に左足首捻挫で出場選手登録を抹消された有吉が先発した。7回を被安打4で1失点の好投。だが、「右足をつりかけた」(有吉)こともあって、6点リードの8回から継投策に入った。
だが、松永がいきなり代打・杉谷に1発を浴びて流れがガラリと変わった。
1死一、二塁から松永の後を受けた田中が中田に適時打、さらにレアードに22号3ランを浴びて1点差となった。
さらに九回。益田が1死から松本に13球粘られて四球を与えた。
近藤の三塁打で同点。そして中田が三塁横を破った。
序盤からコツコツためた得点を2回で一気にはき出した。
「ここを乗り切らねばならない。流れ的に悪い」。4連敗で借金2となった井口監督は前を向いた。後半戦の正念場が訪れた。