ソフトバンク大竹 史上初!育成ドラフト出身プロ初登板初先発初勝利
「西武6-14ソフトバンク」(1日、メットライフドーム)
できたての背番号10のユニホームをまとったソフトバンク・大竹は140キロ前後の直球とカーブ、チェンジアップを織り交ぜ左腕を振り続けた。西武打線をほんろうした。8回を103球で5安打2失点。育成ドラフト出身で史上初めて初登板初先発で白星を手した。
「実感がわかないです。まだ夢の中じゃないかと。朝起きたら、寮のベッドの上にいるんじゃないかと思ってしまいます」
支配下登録から2日。89試合目にしてチーム今季初となった先発左腕は、初回こそ山川に先制2ランを浴びせられたが、そこで屈しなかった。
プロ入り後は、久保2軍投手コーチと二人三脚で左足が一塁側に折れる癖の修正に取り組んだ。「今日の投球に満足しないようにしたい」。サクセスストーリーはまだ始まったばかりだ。